エリザベス一世にこんなにハマるなんて思ってなかったの!!!!!

小学校によくある学習系漫画。いろんな偉人を題材にしたアレ。
もれなく私の通っていた小学校にも置いてあって、たしか一通り読んだ……ような記憶がある。

 

というのも、昔から私は「気に入ったものを繰り返し読む」タイプで、遡れば幼少期、1日ごとに読めるよう365日分の童話や昔話が収録された本を持っていたのだけど、ただひたすらに『人魚姫』だけを繰り返し繰り返し読んでいた女の子だった。
数ある童話・昔話の中で『人魚姫』が一番好きだったの、この頃から不幸にしたい性癖が変わっていなくてびっくりする。三つ子の魂百までってこういうことか。

閑話休題
そういうわけで例の学習系漫画も、気に入ったものだけを繰り返し読んでいた。
清少納言紫式部クレオパトラ…。
これも三つ子の魂百までというか、男性偉人よりも女性偉人のほうに惹かれて、かつ「より昔の人」に惹かれる傾向があったんだなぁと自己分析。
あと清少納言紫式部って良いよね、百合だよね。三つ子の魂百まで。

 

そして時は流れ。
明確にいつかは覚えていないけれど、少なくとも中学3年生の頃――大学受験に向けた文理選択が意識され始める頃には自覚していたことがある。

 

「私の記憶力、ぽんこつすぎ……!?!?」

 

英単語を覚えられない、歴史を覚えられない、生物のテストが苦手。
文系科目だとか理系科目だとか言うけれど、私が得意・好きだったのは「記憶力をそこまで必要とされない科目」で、苦手・嫌いだったのは「記憶力が必須な科目」だ。
具体的に、得意・好きだったのは国語、数学、物理、化学。
苦手・嫌いだったのは英語、社会科全般、生物。ちなみに無機化学もこっち側で、センター試験本番では化学は理系にあるまじき点数だった。
国語が得意・好きとはいえ特に古文の逐語訳は案の定苦手で、当時の教師が「絶対に使うな」と言っていた『古文単語ゴロゴ』で二次試験前に無理やり詰め込んだ。もちろんもう忘れてる。

ついでに、日本史・世界史に興味が湧かなかった理由のひとつに、「女性がほとんど出てこない」こともある。
そういうわけで私の日本史は平安時代で終わるし、女性がたくさん出てきて楽しいから『源氏物語』が好きです。

 

本題に入るまでが長すぎませんか? ごめんなさい。

というわけでアラサーになるまでたいして世界史に興味が出ず、ばりばり世界史専攻だった夫の世界史トークを「ほーん。そう」くらいの冷めた感じで聞いていた人間だったわけですが、2019年4月、転機が訪れます。

 

映画『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』に出逢いました。

 

詳細なあらすじは公式HPにお任せするとして。

www.bitters.co.jp

 

観に行ったきっかけがなんだったか、もう覚えていません。
たぶんTwitterで宣伝ツイートが回ってきたとか、もしくは他の映画を観た時の予告で流れたとか、そういう理由だったと思います。たぶん。

なんとなく興味を惹かれて、メアリー・スチュアートが誰かすらよく分かっていないのに映画を観に行きました。

ところでこの映画、邦題こそ『ふたりの女王』となっていますが、原題は『Mary Queen of Scots』で、本編も、エリザベス一世よりもメアリー・スチュアートに焦点が当てられています。
とはいえ、スコットランド女王・メアリーの人生のところどころで、隣国・イングランドの女王であるエリザベス一世が顔を見せるわけで……。

特に二人の初めての邂逅のシーン、また最後のメアリー死刑執行のシーンでのエリザベス一世が本当に良くて良くて……百合じゃん……(ガバ判定)

 

映画を観終わった私は、すぐさま夫(当時はまだ彼氏)に「なんでエリザベス一世のこと好きだと思うよって教えてくれなかったの!?」と八つ当たりラインを送信し、帰りの電車内でエリザベス一世wikiを読み漁り、Amazonエリザベス一世についてまとめてある本をぽちりましたとサ。

 

人物名が覚えられないとか、カトリックプロテスタントの差が分からないとか、登場人物同士の血縁関係が分からないとか、ストーリーをきちんと追えていないのに、こんなにもこんなにも私の性癖に刺さります!?!?

という衝撃と、

じゃあ細部をきちんと理解できれば、もっともっと癖に刺さるんじゃ……?

という悔しさで、

あれから2年半、ちょこちょこエリザベス一世について本を読んで。
そこからの派生で、宗教改革とかキリスト教とかイギリス史とかシェイクスピアとかルネサンスとか世界史一般に手を出し。

エリザベス一世まわり、百合がいっぱいじゃん……と悶えたメアリー・スチュアート、メアリー・テューダー、ジェーン・グレイ)り、主従関係に悶えた(セシルやウォルシンガム)り、トマス多すぎる(モア、ウルジークロムウェル、クランマー、シーモア、ワイアット、みんな名前が「トマス」)んじゃ!!!!と自分の記憶力のなさに腹が立ったり。

なんで私はもっと英語の勉強をしておかなかったんだ!!とか、大学のあの学部めっちゃ便利だったんだから当時エリザベスにハマっていれば!!とか、ホームズもハリポタもアフタヌーンティーもない英国修学旅行ってなに??と当時思っていたけど当時エリザベスにハマっていれば!!とかって後悔したり。

(かといって英語の勉強を始めないあたりが私らしい。英語への苦手意識は多分一生消えない)

 

最近は「ギリシャ神話とかローマ神話を分かっていれば楽しめることが増えるのかもしれない…」と思い始めました。
シェイクスピアを読んでると神話の話がちょくちょく出てくるので…。
あと美術関係でも神話はよく扱われるので…。

分野を問わず、知っていることが増えていくの、世界の解像度がちょっと上がる気がして楽しいですよね。
あと試験とか成績とかに追われないで、好きなペースで楽しめるのが最高……

 

とりあえず文章のリハビリを出来ればな~と最初の方は気合い入れて書いてた気がするけど、映画の紹介が苦手すぎて雑になってしまった感がある。
好きな映画の紹介、どうしてもネタバレになってしまうし、好きなものの好きなところを語るのって自分の性癖を丸裸にするみたいで恥ずかしくないですか?あと単純に語彙と文章力が私には足りない。

 

 

ところでファンタビ3の公開日が決定しましたね!!!!!!!

wwws.warnerbros.co.jp

FB2の邦題なんやったねーん!!!!!!!!!!とはなりますが、とても良い誕生日プレゼントで楽しみです。情緒を狂わされたい。

 

余談。

先週の金ローでハリポタの不死鳥の騎士団をやっていて、途中5分ほどをちらっと見たのですが、
その際に「ここは原作ではこうでこうでこうなんだよ映画の描写好きじゃないあとこれはこういう背景でこうでこうで、あと誰々がこうで、誰々のこういうシーンが好きなのに映画になくてでも私の脳内では映像で再生できて」と早口で語る悪いオタクを夫に晒してしまいまして。
「記憶力ぽんこつって言うわりにハリポタはめっちゃ覚えてるじゃん」と夫に言われたのですが、年季と復習回数がモノを言っているだけで決して記憶力が良いわけではないんだよな…興味があることでも最低3回くらいは聞かないとちゃんと覚えられない…

 

国民的アニメのほうで話したいこともありつつ、感情がややこしいのでこれはまたいずれ。たぶん。

 

書いたの3000文字弱くらいらしいんだけどとても疲れた。文章って難しいね。

ではまた。